日本の牡蠣の産地といえば広島や宮城が有名ですが、韓国でも牡蠣の養殖が盛んに行われています。
今回は、韓国の牡蠣について紹介します。
牡蠣の養殖で最も有名なのは、巨済島(ゴジェド)です。
巨済島(ゴジェド)は、朝鮮半島の南部にある韓国で2番目に大きな島です。
日本語で「きょさいとう」と読みます。
牡蠣の養殖は、巨済島北部の周囲を島に囲まれた穏やかな海で行われています。
巨済島の海は、FDAが認めた水質の良い海域です。
FDAとは、アメリカ食品医薬品局のことで、アメリカに食品を輸出する際には、FDAが設定する環境基準などを満たす必要があります。
この海域で牡蠣養殖を行っている会社は、大一水産株式会社で、世界有数の生産規模を誇っています。
大一水産は、1963年に牡蠣養殖事業を設立しました。
事業設立後、「海のミルク」や「海の薬」といわれる牡蠣の生産をメインに、日本のみならず、米国、欧州、東南アジアなど、世界各国に輸出しています。
最高の品質を目指しISO-9001:22000認証を取得しています。
さらにHACCP工場にも認定され、全生産過程に徹底した衛生管理を取り入れています。
また、EU水産加工物工場に認定され、安心して食べられる最上質の製品を生産しています。
2007年には、水産物輸出の10大企業に選ばれています。
なぜ大一水産は、世界的な牡蠣の輸出企業に成長したのでしょうか?
韓国の牡蠣養殖の方法は日本と大きく変わりません。
養殖の過程は5段階に分けられます。
採苗→抑制→垂下→育成→収穫
日本との違いは養殖期間です。
大一水産では、5月ころに垂下(すいか)したものが早いものは翌年の5月から収穫を始めます。
遅いものでも9月から収穫します。
牡蠣の生育状態をみながら収穫時期を決定します。
養殖期間が、1年程度なので日本では「若牡蠣」と呼ばれます。
大きさは小粒ですが、牡蠣は1年程度が最も栄養価が高いといわれています。
大一水産では、栄養価が高い牡蠣を新鮮なうちに燻製し缶詰にしています。
大一水産が、世界的な牡蠣輸出企業になった理由は、養殖期間を1年程度にした点と加工に力を入れた点が大きな要因だったと思われます。
つまり、養殖期間をできるだけ短くすることで、生産サイクルを短縮し、長期保存可能な缶詰を大量生産したことが、成功のポイントだったと考えられます。
日本では大一水産のような企業は生まれていません。
じっくり大きく育てた牡蠣を好む日本人には、このような発想は生まれなかったのかもしれません。
大一水産の牡蠣養殖については、次のページで詳しく説明しています。
また、大一水産のスモーク牡蠣缶詰については、次のページで詳しく説明しています。
大一水産の工場で作られたスモーク牡蠣缶詰は、日本でも食べることができます。
・牡蠣スモーク缶詰 オードブル味
原材料は牡蠣とひまわり油のみ。
牡蠣本来の旨味がギュッとつまっています。

・牡蠣スモーク缶詰 ピリ辛味(唐辛子)
ピリッとした唐辛子の辛さで食欲アップ。

・牡蠣スモーク缶詰 てりやき味
てりやき味はお子様にも人気です。

・牡蠣スモーク缶詰 3種お試しセット(オードブル、ピリ辛、てりやき)
初めての方におすすめです。
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